3月3日(土)，飯田市役所りんご庁舎にて事業報告会および薪人設立総会が開催されました。薪人は23年度総務省「緑の分権改革」調査事業(「マキビト」事業)として始まりましたが，この会をもって一旦締めとなります。以後は有志の薪ストーブユーザーを中心とした任意団体として独自の活動を展開していきます。

23年度の締めくくりと新しい門出を祝う大事なイベントということで大勢にお集まりいただきました。木材の調達でお世話になった松川入財産区からは棚田議長をはじめ議員の皆さま，木材の搬出や薪割りで講師として来ていただいた稲垣久義氏(矢作川水系森林ボランティア協議会)，佐藤大輔氏(NPO法人夕立山森林塾)，池田龍介氏(ＮＰＯ法人グリーンウッド自然体験教育センター)にお越しいただいたほか，薪ストーブユーザーと市職員など関係者をあわせて総勢40名ほどが参加しました。

事業報告会では，市役所林務課の幾島氏から，23年度の調査事業を総括する研究発表がありました。この1年の活動を振り返って，みんなが「得をする」感じのする活動をすることが重要というポイントを指摘するとともに，山や木とともに歩む循環型社会を実現したいという氏の夢を熱く語る素晴らしい発表でした。美しいスライドでしたので，許可が得られればここに掲載したいと思います。

その後，林務課池戸係長の司会で，各イベントの感想などを出し合いました。講師の皆さんからは今後の激励を含むコメントをいただいた他，薪ストーブ探訪の時にお邪魔させていただいたM氏からはウチのストーブではピザも焼けるし焼き芋もできる、ストーブを使って大きなやかんにお湯を沸かせば風呂の追い焚きはいらないのだと我が家のストーブ自慢が飛び出し，あらためて薪人のストーブ愛を感じた次第です。

和やかな雰囲気のまま池戸氏の挨拶があり，これで23年度事業報告会は締めとなり，薪人設立総会へと移りました。規約の承認と役員の選出が済んだ後は，新役員の議事進行となり，新副代表の小林氏の司会で事業計画案と予算案の承認を採りました。質疑に入ると，ようやく少しくだけてきて，今後の見込みなどについて参加者間での話し合いの場となりました。以上をもってひとまず薪人が団体として設立の運びになり，20名が会員として登録しました。

規約などは「薪人について」のページに記載しておりますのでご覧ください。事業計画のうち本年度の活動目標3か条だけ，ここに再掲します。

①　自分の家の薪棚をいっぱいにしよう！

②　仲間と楽しく，気持ちの良い汗を流そう！

③　活動を通じて余裕ができたら，地域の役に立つことをしよう！

薪人が参加者と地域の方々にとって有意義な活動となるよう，一歩ずつ頑張っていきたいと思いますので，どうぞよろしくお願いします。